犬猫の健康管理

猫の健康

大事に育てるには

1.まず第一に混合ワクチン

猫にかかる主な感染症には、猫ウィルス性鼻気管炎・猫カリシウィルス感染症・猫汎白血球減少症・猫のクラミジア病・猫白血病ウィルス感染症・猫免疫不全ウィルス感染症(猫エイズ)があります。この6種類の感染症は、ワクチンの予防接種により病状発現を最小限に抑えることができます。猫のワクチンには、3種・5種・猫白血病ワクチン・猫免疫不全ワクチン(猫エイズ)などがあり、どのワクチンが適してるかは、猫のライフスタイル等により違ってきますので、動物病院に相談してその子に合ったワクチンを接種してあげましょう。猫白血病ウィルス感染症や猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)は、そのウィルスに感染している野良猫等との接触による感染がほとんどですので、当院では屋内飼育のみの場合は3種を1日のうち少しでも外へ出て行く可能性のある場合は5種と猫免疫不全症(猫エイズ)ワクチンを勧めています。(5種には猫白血病ワクチンが含まれています。)

2.次にフィラリア予防

フィラリアは、犬に準じますが、予防の薬は犬とは若干変わりますので、飲みやすい薬を動物病院で相談する方がいいでしょう。犬のフィラリア予防は、春の開始前に血液検査をお勧めしますが、猫の場合は、ほとんど必要がありません。

3.狂犬病予防注射

海外に移住する場合は、国によって必要な時もありますので、確認してください。

 4.ノミ・ダニの予防

ノミ・ダニも犬に準じますが、猫の場合は、ノミの吸血の刺激・ノミアレルギーによる、掻のストレスや、舐める事による脱毛・掻き傷が原因の化膿性皮膚炎が多いようです。犬と同様、瓜実条虫も伝播しますので、ノミ・ダニの季節には、必ず予防的に駆虫しておいた方がいいでしょう。予防の方法は、スプレー式の即効型の物や、飲み薬や首〜背中にかけて薬を塗布するスポット式の長期持続型の物がありますので、動物病院で相談して、その子に合った物を選んであげましょう。

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